ソムキアット・チャントラと國井勇輝は、WorldSBKレース1を完走したものの、レースペースはまだ理想のレベルには達しておらず、引き続き改善に取り組んでいます。
2026年スーパーバイク世界選手権(WSBK)第4戦を迎えたHonda HRCチームは、ハンガリーのバラトン・パーク・サーキットで土曜日の走行に臨みました。この日はスーパーポール予選と、週末最初の21周レースが行われました。
今週末は、負傷したジェイク・ディクソンに代わって若手日本人ライダーの國井勇輝がソムキアット・チャントラと共に参戦しています。まずフリー走行3では、両ライダーとも金曜日のラップタイムを更新しました。続く15分間のスーパーポールでは、國井が改善の慣れを維持し、今週末の自己ベストとなる1分41秒196をマークして22番手となりました。
一方、ガレージの反対側では、チャントラがマシンのフィーリング向上に苦戦し、ベストラップは1分41秒055にとどまりました。21番手で予選を終え、レース1は國井の1列前となるグリッド7列目からスタートすることになりました。
レース1は暖かく晴れたコンディションで行われました。1周目を終えて19番手につけたチャントラは、チームによるセッティング調整によりマシンのフィーリングは改善したものの、前の集団に食らいつくためのリズムを築くことはできませんでした。ミスのないレースを走り切りましたが、順位を上げるには至らず、19位でフィニッシュしました。
國井はクリーンなスタートを切りましたが、序盤のミスでコース外に出てしまい、最後尾からレースに復帰しました。最も近いライバルからも数秒離される厳しい展開となりましたが、國井はモチベーションを保ち続け、単独走行となった状況を最大限に活用してペースの改善と貴重な経験の蓄積に努めました。レース終盤はタイヤ性能の自然な低下によりペースは落ちましたが、集中を切らさず走り切り、21位でフィニッシュしました。
WorldSBK第4戦は明日、スーパーポールレースとレース2で最終日を迎えます。両ライダーはさらなる前進を目指します。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/
Somkiat Chantra 35 Honda HRC
予選までは、各セッションでラップタイムを更新できていました。しかし、スーパーポールでは気温が上がり、路面温度も上昇していました。プッシュするとスピンが増え、特にコーナーの立ち上がりで苦戦したため、午前中と同じスピードを維持できませんでした。状況は把握していたので、レースに向けて対応を試み、マシンのセットアップとエレクトロニクスにも変更を加えました。一歩前進でき、レースでは改善も見られましたが、それでも目標としていたペースを維持することはできませんでした。さらに前進するため、引き続き改善に取り組んでいきます。
Yuki Kunii 92 Honda HRC
自分にとって初めてのスーパーポールでした。正直、もう少し上を期待していましたが、まだ何かが足りず、それ以上の結果にはつなげられませんでした。それでも昨日と比べれば一歩前進できましたし、日を追うごとに改善できているという意味でポジティブです。レースが始まってすぐ、ほかのライダーと接触してグラベルに出てしまい、大きくタイムロスしました。一瞬、レースは終わったと思いましたが、すぐに気持ちを切り替え、まだ多くの周回が残っていたので、もう一度集中してベストを尽くそうとしました。ペースは悪くなく、ベストラップもスーパーポールのタイムに近いものでした。前のライダーとの差も少しずつ詰めることができていましたし、すべてが自分にとっていい経験になりました。終盤はタイヤ性能が落ちてペースが下がりましたが、それまではフィーリングも悪くありませんでした。明日はあと2レースあるので、モチベーションを高く保ち、さらに一歩前進できるように努めます。